ストーブリでは、専門家による見解、主要技術の深掘り、最新のイノベーションの紹介など、プラスチック業界に関する独自の知見を定期的に発信しています。厳選されたコンテンツを参照することで、トレンドを先取りし、実践的な知見を習得すると共に、未来の生産環境を形成するソリューションへの理解を深めましょう。
SMEDの原則を取り入れる
Tim Boyce
プラスチック&QMC関連 ローカル責任者
SMED分析をしてみませんか?
コスト削減と生産性向上を目指す企業間での競争が激化する中、プラスチック射出成型業界においても同様の改善が求められており、そのため、設備のダウンタイムを削減し、利益向上に寄与するツールや技術を、現場技術者に提供することが必要となっています。私たちは、皆様の成型工程において、大幅な改善につながる要素を特定することができます。SMED (Single-Minute Exchange of Die) は、元来、プレス機の金型交換を迅速に行うために開発されました。現在ではさまざまな段取り替え工程の効率化に活用されています。今回のインタビューでは、プラスチック&QMC関連のローカル責任者の一人であるTim Boyce氏に、SMEDの原則の導入について詳しくお話を伺います。
SMEDはSingle-Minute Exchange of Dieの略で、金型交換や製品の切替作業に生じる時間を劇的に短縮すること主眼としたプロセスです。多品種を生産し、射出成型機の設備稼働率の最大化を目指す自動車サプライチェーンなどの環境において、ある金型による最後の良品生産から、新しい金型による最初の良品生産までの時間を最小化するための有用な手法となります。
多くの企業にとって、SMEDの主な目的はダウンタイムの削減となります。しかし、継続的改善、品質の作り込み、ミス防止、無駄の排除といったリーン生産方式の全体的な手法や原則は、射出成型を行っている企業ならどこでも取り入れることのできるものです。例えば、プロセス安定性を高めるため、標準化された工程を確立することは、医療分野で事業を行う事業者にとっては重要な要素となります。こうした状況においては、金型交換時間を短縮すること以上に、金型認証や製品のトレーサビリティを促進するような確立された原則を遵守することが重要となります。
SMED導入を検討する企業にとって不可欠な前提条件は、自社のプロセスにおける個々の手順を完全に理解し、そして何よりそのプロセスに内在する変動要因を把握することです。各プロセスの実施方法に関する認識が、現場で実際に行われているものと異なる場合があります。SMEDによって期待される効果が得られるためには、まずプロセス内の変動要因を排除し、標準化された手法を確立することが不可欠です。そうして初めて、SMED分析全体を通して、期待される効果をもたらす変更点が何なのかを明らかにすることができます。
多くの成型メーカーでは、最初の計画段階において、SMED分析を全体的に行った上でSMEDの原則全てを導入しようと考えがちです。しかし実際には、適切な箇所にわずかな変更を加えるだけでも、プロセスの安定性、効率、品質、生産性に大きな改善がもたらされることがあります。これを実現する鍵となるのが、顧客別に具体的なニーズに合わせて、費用対効果の高いソリューションを的確に提案できる業界パートナーと協力することです。
ストーブリは、金型の検査、クランプ、コネクタ接続、搬送といった射出成型プロセスに関して豊富な専門知識を有しており、プラスチック業界においては比類のないノウハウを誇ります。こうした知見を活かすことで、顧客に対して各々の状況やニーズに最適なソリューションを導き出すことが可能となります。例えば、第一段階としてマルチコネクタを導入するだけでも金型交換時間が短縮されるだけでなく、作業者に対する人間工学的な負担が軽減し、安全性が向上すると共に、誤接続防止効果も得られます。さらに次の段階としてマグネットクランプの導入が考えられます。こうした技術的な改善に加え、プロセスの変動要因を排除し、作業手順標準化を確立するなど組織的な改善を組合させることで、短期的にも大きな成果が期待できます。さらに、専門家のサポートにもと段階的な改善を重ねていくことで、最終的には当初掲げたSMEDの」目標を全て達成することも可能となります。
ダウンタイム短縮に向けた個別のSMED分析に関してはストーブリまで相談ください。
ストーブリでは、金型交換(クイックモールドチェンジ:QMC)に関する製品を各種取り揃えており、生産性を最適化し、よりスピーディでより安全な安全な金型交換を実現します。精度、信頼性、再現性を重視して設計されているストーブリのソリューションは、どんな射出成型環境に対してもスムーズに対応することが可能です。
以下、QMCに関する製品ラインナップとなります。効率化、稼働時間の改善、生産ラインの性能向上に寄与する最適な組み合わせを見出しましょう。