ステンレス製の圧入金具のメーカーが、成形工程と曲げプロセスのインライン品質管理の両方を自動化しました。導入された技術には「ばら積みピッキング(自動部品供給)」、自動部品検査、および型式の異なる2台のストーブリロボットによる協調動作が含まれています。
溶接不要、取り付けが簡単、長年にわたり安全でリークなく使用可能: これがステンレス製圧入金具が持つ3つの主な利点です。スペインのバルセロナ近郊のカステルビスバルに本社を置くIsotubi社は、安全な圧入金具を年間約300万個生産しています。
パイプを曲げるには(通常は90°)は圧入が不可欠です。曲がったパイプまたは「エルボー」は、Isotubi社の工場でも製造頻度の高い製品の一つです。このようなパイプの成形は、計を円形にすることも含め、オートメーション技術にとって大きな課題です。それでも、Isotubi社はストーブリのロボットを用いて、これらのコネクタの成形とその後の検査を自動化することに成功しました。
6軸多関節ロボットTX2-90Lは、レーザースキャナーのガイドにより、コンテナに未分類で入っている曲がったパイプの1つをピックアップし、トランスファーステーションにプレースします。ここから先は、スカラロボットTS2-80に引き継がれます。スカラロボットは、パイプを成形機に入れ、短いサイクルタイムで再び取り出します。
次の成形プロセスが進行している間に、 TS2-80 は成形部品をインライン制御ステーション上で移動させます。カメラは、品質に関わるあらゆる寸法をチェックします。ロボットはこれらのタスクを迅速に完了するため、次のコンポーネントの成形プロセスが進行中に別のタスクを行うことができます。検査ステーションから部品を取り出し、熱処理するベルトコンベアに載せます。
このソリューションでは、2種類の異なるロボットに作業を効率的に分担させることで、高度な自動化を実現し、短いサイクルタイムと非常に高い生産性を達成しています。このロボットの組み合わせはまさに最適な選択といえます。 TX2-90L は長いリーチと高い機動性により、コンテナから部品を余すことなくピックできます。スカラロボット TS2-80 はその高速性を活かして、成形工程が進行する間に、検査工程中のすべてのハンドリング作業を実行します。そのため、ロボットはハンドリング作業時間が不要となり、効率的かつスマートなソリューションを提供します。
Isotubi社にとって、自動化の大きな利点は、プロセスの安定性が向上したことです。しかし、最大の利点は間違いなく生産性の向上です。これは、自動化された部品の供給・排出、成形工程、およびその後の品質管理の統合によるものです。さらに、2つのステーションの全生産工程を2台のロボットだけで処理できます。これもまた効率の向上に寄与しています。