ストーブリのロボットツールチェンジャーにより、ロボットの稼働率とオペレーターの安全性が向上

課題

手作業で行っていた製品ハンドリングやツール交換作業を、完全自動化された汎用性の高いソリューションにて代替

ディーゼル、ガス、バイオガス発電機メーカーとして市場をリードするTeksan社では、その製造工程において、板金パンチング、レーザー切断、曲げ、溶接、研削など多岐にわたる工程が存在します。競争の激しい今日の市場で事業を展開するメーカーにとって、顧客の期待を満足させるために必要な品質と生産性レベルを達成するには、自動化への投資が不可欠です。Teksan社はRobinova社に対して、今まで仕分け工程で行われていら手作業による部品のハンドリングとツール交換のプロセスを見直し、最適な自動化ソリューションを設定するように依頼しました。

ソリューション

ツール交換をストーブリのMPSシステムで対応

レーザーカットされた部品を元の金属シートの残りの部分から分離する仕分け工程は、Teksan社の製造工程内では最大レベルの柔軟性を必要とするアプリケーションです。Robinova社が提案するロボットベースのソリューションでは、状況に応じてさまざまな種類の部品を処理する機能も必要となります。ストーブリのロボット用ツールチェンジャーシステムMPSの導入は、このソリューションの全体にとって不可欠な要素でした。というのも、シートから部品を取り外して仕分けする際、ロボットが異なる部品を扱うごとにツールを交換する必要があったからです。

結果として

作業時間が短縮し、ロボットの稼働率が向上し、オペレーターの安全性が高まったことが現場で実証されたソリューションとなりました。

ストーブリのMPSロボット用ツールチェンジャーシステムの導入により、Teksan社は作業サイクルの中でツールを迅速かつ簡単に交換することができるため、作業時間が短縮し、ロボットの稼働率を向上させることができました。さらに、ツール交換作業中の作業ミスの可能性が排除されると共に、オペレーターがこのプロセスから排除されるため、安全レベルが全体的に向上するなどといったメリットも上げられます。ストーブリのツールチェンジャー技術は、多くの要求の厳しいアプリケーションでの現場で実証されており、品質と信頼性で定評があるという事実があることで、Robinova社が提供するソリューション全体に対するTeksan社の信頼をさらに強固にしました。

パートナー - 会社概要

Robinova社は、トルコ国内のみならず世界中の顧客に対して、ロボット及びオートメーションに関する革新的なエンジニアリングサービスを提供しています。同社のコア技術は、さまざまな産業における生産プロセスを分析し、その情報を使用して、手動システムからロボットシステムへの移行に最適なソリューションを顧客に提供することにあります。

Teksan社は、1994年に設立されたエンジニアリング企業で、現在では市場をリードする発電機を製造しています。当初はディーゼル発電機のみでしたが、現在では天然ガスとバイオガスの発電機を含めた網羅的な製品を製造しています。製造はコジャエリとイスタンブールにある工場で行われ、年間約15,000台の発電機の生産能力があります。Teksan社の製品は、建設、病院、鉄道、小売業など、さまざまな業界において幅広い用途で使用されています。

「こうした特殊生産ではモデル切り替え回数が増えるため、柔軟性が非常に重要です。このアプリケーションでは、ストーブリのツールチェンジャーがシステムの高速化に役立っています。」

ManagerYunus Emre Akdag - Teksan社 Metal Works マネージャー

サクセスストーリー